しょがしょが壁打ちブログ

全て個人の感想です

放置してましたの日記 最近の映画感想

スマホ投稿テストも兼ねて。

 

転職活動をしていたのですが無事に決まりまして、悩んだり準備したり黄昏れたりしていました。

色々あってユーザー名とブログ名を変えようと考え中です。

以下、最近観た映画の話

最近の作品のネタバレあり注意

千年女優

・レザボアドッグス

・哀れなるものたち

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

 

千年女優

大好きな映画のリバイバルがあったので、初日に観に行った

映画館音響での千年女優は素晴らしい、中盤の疾走モンタージュが大好きだし、こういう演出はアニメでしか出来ないものだと感じる

ただ絵的なクライマックスはここから壁に描かれた絵のあたりであり、後半の失速が少し退屈に感じてしまうのは弱点

パプリカも大好きなので、ぜひお待ちしています、何卒

 

レザボア・ドッグス

クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作のリバイバル上映とのことで最終日に観賞

有名なのは知っていたが初見

初見では最初の車のシーンでホワイトがラリーだと名乗っていたため、結構後半まで、ボスのジョーのことをホワイトだと思ってしまった

ホワイトの経緯のシーンもジョーとホワイトが映っていて最初は分からなかった

イケオジたちがタバコを咥えながら言い争ったり暴れたりする、それだけといえばそれだけの映画だが、誰も彼も人間的な部分がしっかり描かれていて、不思議と魅力的だし目が離せない。最終的にみんなあっさり死んでしまうが、それはそれで命の儚さというか呆気なさというか、諸行無常を喉元に突きつけられたような後味が残った

上映時間約90分で変なひねりもなく、さくっと終わるのも良い

最初は結構しっかりしたマフィア集団だと思っていたが、実際はただの寄せ集め集団だったらしい

それにしちゃ皆キャラ濃いし、立ち居振る舞いもビシッとキマりすぎだろ、と思った

そこがこの映画の何よりの魅力に違いない

 

・哀れなるものたち

初日に観賞

とんでもない映画だった…

ただ一つ言えるのは、ベラ・バクスター、最終的に生きてて本当に良かった

観ている間中、ずっとアルジャーノンに花束をが頭によぎっていて、彼と同様ベラも最後は(本人の感じ方はどうあれ)悲しい終わり方をするものだと感じていたから、話が進むにつれ、ジェットコースターが来たるべき急降下に向けてどんどん上っていくような恐怖感をずっと感じてしまったし、終盤でアルフィーの家に乗り込んだ時は本当に「終わった…」と思った

本当に、生きて幸せになれて良かった…

映画の登場人物に対して過去イチでそう思ったかもしれない作品だった

フェミニズムとか関係なく、ベラ・バクスターの生涯の旅路を余すことなく追体験するような映画体験だった

疑問点

・ダンカンがベラに執着する理由がわからない

今までの人生で女に不自由しないのは間違いない感じだろうが、当初の思惑を超えて自分の言いなりにならないどころかここまで自らを破滅させるような仕打ちを受けながらもまだイギリスに帰らずにいる

さっさと次に行けばいいのに?とは思った

・最後のアルフィーのヤギ人間化

ベラは「進歩させる」というようなことを言っていたが、ヤギ人間のどこが進歩なのかわからない

黒山羊は意味合い的には悪魔のシンボルというか、邪悪な存在のモチーフというところまでは分かるが…

・全体的にご都合主義的なストーリーに感じる

うまく言えないが、ベラの成長に合わせて都度都度で出てくる登場人物は皆舞台装置的に感じる

それでも配置が良いからベラに感情移入が出来たが、哀れなるものたちの世界は全てベラを中心に回っているというか…

そもそも論、色々な演出を駆使して世界をそう描いた映画なのだろう、とも思えるので、マイナス点には感じない(そこが本当にすごい)

 

ガンダムSEED FREEDOM

滅茶苦茶良かった

まさに20年ぶりの同窓会映画、それ以上でもそれ以下でもなく、みんな元気に変わらず生きてて良かったねえ、という、それだけを2時間浴びる映画だった

敵キャラも結構いたから3部作くらいになるのかと思ったら2時間で完結してしまった

バトルシーンもかなり多かったし主人公機乗り換えイベントもあったしあれだけドヤ顔してた敵組織の奴らはあっという間に蹴散らされて笑ったしシンは楽しそうにやってるしデスティニーは分身し始めるしズゴックかと思ったら中からジャスティスだしアスランは最強だし頼りになるしスケベだし煽り上手だしそれでもかっこいいし何から何まで面白かったです

不満・疑問点

・核ミサイルのボタンが軽すぎる

いくらなんでも自国領に核を落とすか?

するのかも知れない、ガンダム世界なら、あるいはSEED世界なら

そういう作品があった気もする

・ここまでやって来て尚心の底からラクスを信じきれないキラ

話の都合とはいえ、もう熟年夫婦並みに成熟していると思っていたのに…

イザークの活躍が少なすぎる

推しなので

・ステラの登場(?)シーン

あのシーンがギャグ調だったのは本当に勿体ないと思う

・数々の新設定、超武装、超能力、知らない間に起きていた事件

ガンダムの劇場版は大体がわけの分からないものだと思っているので、ここはほとんど気にしない

・敵キャラが小粒

ここはとても気になった

キャラを立てる間もなくてかわいそうでさえあった

 

以上